消えた黄金!?謎に包まれた幻の城「帰雲城」に伝わる埋蔵金伝説とは?

一夜にして消えた伝説のお城「帰雲城」をご存じでしょうか?天正地震により消滅したお城で未だに城跡すら発見されていない幻のお城です。そんな謎多き「帰雲城」には黄金の埋蔵金伝説があります。今回のミステリーは謎に包まれた幻の城「帰雲城」の埋蔵金伝説です。「帰雲城」に伝わる伝説や「埋蔵金」の謎を調査!消えた黄金!?謎に包まれた幻の城「帰雲城」に伝わる埋蔵金伝説に迫ります!

帰雲城

「帰雲城」は岐阜県大野郡白川村三方崩山の下、保木脇にあったとされる山城です。雲城は当地の武将である内ヶ島氏の居城であった。

1462年頃に内ヶ島為氏により築城されたとされています。1585年(天正13年)11月29日に発生した大地震(天正地震)により消滅したとされる。

その被害は埋没した家300戸以上、圧死者500人以上とされています。生き残ったのは不在であった者など、わずか4人であったといわれています。

この地震により城主であった内ヶ島氏理ら一族は「帰雲城」ともに没したとされている。

内ヶ島 氏理

「内ヶ島氏理」は「帰雲城」の城主で悲劇の武将としても知られています。

飛騨の金山・銀山・銅山等八つの鉱山を所有していたとされており領地内を繁栄させる事に尽力しました。「織田信長」の勢力が強まると「織田信長」の配下に加わる。

当時敵対していた浄土真宗勢力「照蓮寺」に対抗する為、石山本願寺と対立していた「織田信長」と手を結んだと云われています。

そして織田家家臣の「佐々成政」の配下のもと戦にも参戦していきます。「織田信長」が本能寺の変で討たれた後も「佐々成政」につき「羽柴秀吉」と対立した。

「秀吉」が侵攻すると「佐々成政」を救援する為「帰雲城」を後にする。

しかし、城を留守にしている間に「秀吉」の配下「金森長近」に「帰雲城」を落とされてしまい降伏しました。

「秀吉」は「内ヶ島氏理」を許し滅亡は免れた。お家存続を祝う祝賀会が開かれた翌日天正地震が発生し「帰雲城」共に没した悲劇の武将です。

消えた黄金!?謎に包まれた幻の城「帰雲城」に伝わる埋蔵金伝説

「帰雲城」の埋蔵金伝説が語り継がれています。消えた黄金!?謎に包まれた幻の城「帰雲城」に伝わる埋蔵金伝説とは!?あの天下統一を成し遂げた人物も欲しがっていた?一夜にして消えた幻のお城「帰雲城」の城主は金山を保有していた!など黄金の埋蔵金伝説を紹介していきます。

豊臣秀吉も狙っていた!?

謎に包まれた幻の城「帰雲城」に伝わる埋蔵金伝説として語れている1つ、実は「豊臣秀吉も狙っていた!?」という話があります。

「帰雲城」の城主「内ヶ島氏理」は「織田信長」が本能寺の変で討たれた後も「佐々成政」につき「羽柴秀吉」と対立し結果、敗北している。しかし、「秀吉」は寛大な処分を下している。

それは高度な鉱山発掘技術を持っていた為とも云われている。「内ヶ島氏理」を許したのも莫大な黄金が目当てだったのかもしれませんね。

「帰雲城」に蓄えられた黄金を「豊臣秀吉」も狙っていた!のかも!?それが一夜にして黄金と共に消えてしまったとは…。

金山を保有していた!?

謎に包まれた幻の城「帰雲城」に伝わる埋蔵金伝説として語れている1つ、「金山を保有していた!?」という話があります。

「帰雲城」の城主「内ヶ島氏理」は金山・銀山・銅山等八つの鉱山を所有していました。「内ヶ島氏理」一族の元は室町幕府の将軍「足利義政」によって派遣された鉱山奉行と云われています。

その為、多くの金や銀を保有していたとされる。実は地震の当日、新たな金山を発見しそれを祝って宴会を開いていたという話もあります。

一夜にして消えた幻のお城「帰雲城」にあった黄金は埋もれたままなのでしょうか…?

謎に包まれた幻の城「帰雲城」の伝説

天正地震で埋没した幻のお城「帰雲城」この謎に包まれた幻のお城「帰雲城」には数多くの伝説が存在しています。ここでは一夜にして消えた幻のお城「帰雲城」に纏わる伝説を紹介していきます。「帰雲城」が消滅してから約400年未だ城跡すら発見出来ていない謎のお城の伝説とは?少しゾッとするような伝説もありミステリーは深まるばかり…「帰雲城」に纏わる伝説を見ていこう!

帰雲城の石垣と桐の箱

「帰雲城」の城主が領内の金山からとれた黄金を城内の蔵に納めているという噂が流れました。それを聞いた元伊賀の忍者で盗賊の「八五郎」が城下町に住むようになった。

「八五郎」は青物屋を開き城内にも売りに入りました。彼はどうにかして黄金の蔵へ忍び込む方法をひそかに考えていました。

そして、盆おどりの季節がやってきます。城内の警備も手薄になった隙に「八五郎」はお城に忍び込みました。

黄金の蔵までたどり着き黄金の蔵の中に入り込みました。中には黄金に輝く金の延べ棒がぎっしり詰まった箱がたくさん積み上げてありました。

「八五郎」は背中に黄金の箱をたくさん背負い出て行こうとすると、桐の箱が目についた。これも一緒にかついで行きました。

逃走の際、背中の箱が重く途中で動けなくなりました。「八五郎」は黄金の詰まった箱を「帰雲城」の石垣の中に黄金の箱を隠しました。

そして桐の箱だけを持ち帰りました。翌日、城下街に黄金の箱を持って逃げた者がいると大騒ぎになっておりました。

「八五郎」はこのまま城下町にいては危険だと思い、夜逃げしました。やがて疲れ果て動く事も困難になり近くの家に助けを求めました。

家の住人は「八五郎」の疲れ果てた様子を見て暖かくもてなしてくれました。住人の優しさに触れ「八五郎」は今までの事を、全部話しました。

住人は「それは悪いことだ。でも、本当に悔い改めるなら仏様は助けてくださるだろう」と言いました。「八五郎」は涙を流し自分のしてきた罪の深さを反省しました。

「八五郎」は盗んだ桐の箱が気になり箱を開けてみました。中にには銅のは箱が入っていました。その箱だけはどうやっても開く事が出来なかった。

「八五郎」は「これには、大切な宝物が入れてあるのであろう。この箱は、高い山の頂上に埋めてしまえば、誰にも見つからず少しは罪ほろぼしになるにちがいない」と考え

「三方岩岳」の頂上のどこかに桐の箱を埋めたと云われています。

石垣に隠した黄金は…どこにあるのでしょうか?桐の箱の中身とは?ミステリーですね~。

死に脈

「帰雲城」に仕える名医「下方卦庵」という医者がいました。彼は「帰雲城」の殿様だけでなく貧しい村人まで分け隔て無く診察する名医でした。

大変評判がよく遠い街からも診察に来るほど有名なお医者さんでした。ある日、「帰雲城」で殿様を診察したところ、脈がないのです。

身体の異常は何も無く不思議な事に脈だけが生命の終わりに近い「死に脈」となっていた。大変だと思い城内の家来なども診察したが皆「死に脈」となっていた。

「下方卦庵」は大変な事が起きると思い「この場から逃げなさい」と告げました。しかし、誰も信じてもらえず笑われるだけだった。

翌日、診察していると遠い街の患者は正常な脈だったが、城下町の人たちは全て「死に脈」だった。

そして気になった「下方卦庵」は自分の脈も診てみた。すると自分も「死に脈」であった。家族の脈も「死に脈」であった。

これは何か大変な災いの前触れであると確信し町中に逃げるように告げて回った。しかし、誰からも相手にされなかった。

「下方卦庵」は仕方なく街を出て行きました。遠い街まで来ると通り行く人の脈を診てみました。すると正常な脈でした。

そこで自分の脈と家族の脈を診ると正常な脈に戻っていました。その翌日、大地震が起き「帰雲城」は一夜にして消え多くの被害が出たという。

黄金とはちょっと違いますけどゾッとするような伝説ですね。

消えた黄金!?謎に包まれた幻の城「帰雲城」に伝わる埋蔵金伝説とは?まとめ

天正の大地震で壊滅した謎に包まれた幻の城「帰雲城」には夢のような黄金の埋蔵金伝説が存在していた。約400年前の地震でありながら山肌が削れた状態で現存している。

地震の怖さ自然の怖さを改めて実感する。未だ城跡すら発見されず謎に包まれた幻のお城として語り継がれる「帰雲城」

金山・銀山・銅山等八つの鉱山を所有していた事から埋蔵金伝説の信憑性は高まっていたのでしょう。「帰雲城」の黄金は一兆円とも云われている。

黄金と共に眠る「帰雲城」約400年の眠りから覚める事はあるのでしょうか?

夢のまま眠り続けて欲しいと思う…あれこれ考察・想像するのも楽しいですね!

消えた黄金!?謎に包まれた幻の城「帰雲城」に伝わる埋蔵金伝説!歴史のミステリーに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?